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積立投資で最強の商品「楽天VTI」をご紹介!

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こんにちは、smorceです。
この記事では、積立投資で購入するべき商品について紹介していきます(^^)

 

まず投資には「アクティブ投資」と「インデックス投資」があり、長期投資ではローリスクなインデックス投資がおすすめで、ドルコスト平均法で積立していくのが良いことを解説しました。
また、インデックス投資において最も気にしなければいけないものは「コスト(手数料)」であることも解説しました。

POINT!

インデックス投資ドルコスト平均法コストについては、こちらの記事で解説しています(^^)

資産運用の基本方針は「長期×分散×複利」

インデックス投資で選ぶべき商品

コストが重要であることは上記の記事で解説させて頂きましたが、資産運用は投資である為、当然リターンがなければ意味がありません。

その為インデックス投資は、コストが低く、期待リターンの高い商品を選ぶことが重要になってきます。

 

ではまず、おすすめの商品をご紹介する前に、こちらのランキングをご覧下さい。

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出典:http://www.fundoftheyear.jp/2018/

 

こちらのランキングは2018年の Fund of the Year に選ばれた投資信託になります。このランキングのポイントは投信ブロガーの投票によってランク付けされたことにあります。

つまり、投資信託を販売する側である「銀行」や「証券会社」が発表したランキングではなく、投資信託を中心とした個人投資家たちの投票によってランキングされている、ということです。

投信ブロガーの方々は我々と同じく投資信託を購入する側であり、中立的な立場です。その為、販売する側の思惑によってランキングが操作されることもありません。

 

実際に投資信託を購入し運用している投信ブロガーの方々から見て本当に良い商品というのがランキング上位の商品になる、という訳です。

 

実際にランキングを見てみると、最安の手数料に拘っている「eMAXIS Slimシリーズ」などがランクインしており、低コストな商品が上位にきています。 

 

もし、どの商品を購入すればいいか分からない場合は、こちらのランキングが非常に参考になると思います(^^)
(ただ、一位の商品は先進国の株式クラスに投資する商品なのでリスクが高く、私はおすすめしないです。)

 

さて、参考情報もご紹介させて頂いたところで、私がおすすめする最強の商品をご紹介したいと思います。

 おすすめは「楽天・全米株式インデックス・ファンド(通称:楽天VTI)」

私がおすすめしたい商品は楽天・全米株式インデックス・ファンド(通称:楽天VTI)です!

それでは解説していきます。 

 

まず、候補となる商品は2つあり、
楽天全米株式インデックス・ファンド(通称:楽天VTI)
楽天全世界株式インデックス・ファンド(通称:楽天VT)
のどちらかがおすすめです。
両方購入するのは分散にならないので、どちらか1つで良いと思います。

 

【解説】 
楽天全米株式インデックス・ファンド(通称:楽天VTI)
今後も米国が成長すると信じられるなら、こちらがおすすめです。


楽天全世界株式インデックス・ファンド(通称:楽天VT)
今後は米国以外の国が成長すると信じられるなら、こちらがおすすめです。例えば、2019年の時点では中国、インド、インドネシア、アフリカなどが今後伸びてくる可能性があると思います。

 

その上で、私は楽天・全米株式インデックス・ファンド(通称:楽天VTI)をおすすめしたいと思います。

 

楽天VTIの仕組みは下記の通りです。

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出典:Rakuten楽天投信投資顧問 楽天・全米株式インデックス・ファンド

 

ご覧の通り、マザーファンドを経由して「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(本家VTI)」を買い付ける仕組みになっています。つまり、間接的に本家VTIを購入するのが楽天VTIの特徴になります。
個人投資家楽天VTIを購入することで、本家VTIを保有するのと同じ状態になります。

◯バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(本家VTI)とは?
バンガード・トータル・ストック・マーケットETFのことを通称VTIと呼びます。こちらはバンガード社が販売している商品です。バンガード社の商品はコストの安さから、個人投資家に人気の商品が多いのが特徴です。VTIの投資先は米国の株式市場全体になる為、VTIを購入することは、米国の全ての株式会社の株を保有するのと同じことになります。

米国の経済が成長していけば米国の株式会社の株価も上がってくる為、VTIのリターンが伸びてくることになります。

ちなみに、本家VTIも楽天証券で販売しているので、楽天VTIを通さずに直接購入することも可能です。その場合、間に楽天VTIが入ることがなくなる為、楽天VTIを購入するよりもコストを抑えることが可能です。

よりコストの低い本家VTIを購入するべきか?

インデックス投資で重要なことは「コスト」だと解説しました。その考え方からすると、よりコストの低い本家VTIを直接購入した方が良い、という結論になります。

ですが、それでも私は、直接購入するのではなく、楽天VTIを経由して購入することをおすすめします。

その理由は、本家VTIを積み立てていく作業が非常に手間のかかることと、購入手数料が高いからです。

 

本家VTIの場合はETFの扱いになる為、自動で積み立ててくれるサービスがありません(※SBI証券のみ自動積立サービスがあります)。
その為、20~30年間、毎月手動で購入していくことになります。この作業を長い間継続して行うにはかなりの根気が必要で、大半の人は途中で挫折するのではないかと思います。

また、購入手数料が高い為、手数料負けしない為には毎月十数万円の積立が必要になります。本家VTIを積み立てていくにはかなりの入金力を必要とするので、一般的にはおすすめできません。

 

一方で楽天VTIなら投資信託の扱いになり、自動で積立してくれるので手間もかかりません。
また、販売手数料も無料(ノーロード)であり、つみたてNISAを活用すれば運用益にかかる税金もありません。
さらに、1000円から積み立てることが可能なので、自分の収入にあった積立金額の設定が可能です。 

 楽天VTよりも楽天VTIをおすすめする理由

全世界株式の楽天VTよりも、全米株式の楽天VTIをおすすめする理由は下記の通りです。

 

◯世界全体に分散投資するよりも米国に限定した方が運用リターンが高くなりやすいためです。それは過去の歴史が証明しています。

 

世界経済を牽引しているのは米国で、今後も変わらないと予想しています。

▼米国の特徴
 ・世界最強の経済大国
 ・世界最強の軍事力
 ・世界の基軸通貨「米ドル」の発行権を持っている
 ・対外債務が自国通貨建て
 ・若者が多い
 ・優秀な人材が世界各国から集まりイノベーションが起きやすい
 ・今後も人口が増加する見込み

 

 2050年の米国の人口ピラミッドの予想がこちらです。 

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出典:ファイナンシャルスター 主要国の人口ピラミッド 2015年・2050年比較

 

2050年の時点で経済に理想的な釣鐘型をしています。
また、主要先進国人口の未来予想は下記の通りです。

 

主要先進国の人口推移実績と予想(1980年〜2050年)

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出典:国連が公開しているデータを基にsmorceが作成(中位推計値で予想)

 

主要先進国の中でもアメリカだけが大きく人口増加する見込みです。その他の国は減少するか横ばいの予想です。

 

 

それでは、過去データを参照してVTI(米国)とVT(世界)のリターンを比較してみましょう。

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出典:Backtest Portfolioを使ってsmorceが作成

 

リーマンショック後の2009年からのパフォーマンスを比較すると、大きく差をつけてVTIの方が良い成績になっています。このことから、2009年以降では、世界に投資するよりも米国に投資した方が成績が良かったことになります。

S&P500より楽天VTIがおすすめ

米国市場に投資するインデックスはVTIの他にS&P500があり、S&P500に投資する商品も個人投資家に人気があります。

では、VTIとS&P500ではどちらが良いのか、解説していきます。

 

以下のグラフは2001年から2019年までのVTIとS&P500のパフォーマンスを比較しています。緑の線がVTIになります。

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出典:モーニングスター米国版

 

リーマンショック前まではそこまで差がついていないですが、リーマンショック後以降は徐々に差がつき始めています。

2019年の時点では、VTIは+175.56%、S&P500が+147.91%となり、VTIがS&P500を27.65%上回っています。よって、過去のリターンはVTIの方が良い結果となりました。

VTIとS&P500の違い

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どちらも米国の株式市場をカバーしていますが、カバーしている範囲が異なります。

S&P500はアメリカの大型株500銘柄で構成されているのに対し、VTIは小型株を含む3600程度の銘柄で構成されます。
S&P500はアメリカの株式時価総額75%を占めるのに対して、VTIは99%ということでほぼ100%網羅していることになります。

 

米国はGoogleやアマゾンのようにスター企業が誕生しやすい土壌にある為、小型株の中から将来大きく成長する企業が出てくる可能性があります。その場合、S&P500は小型株の恩恵を受けることができないですが、VTIは小型株もカバーしている為、恩恵を享受できます。

また、S&P500は銘柄の入れ替えがある為、割高の銘柄を組み入れることによりパフォーマンスが低下してしまうというデメリットがあります。

 

 

▼S&P500より楽天VTIがおすすめな理由
・過去のパフォーマンスはVTIの方が上
・VTIは小型株の恩恵を享受できる
・S&P500は銘柄の入れ替えがありパフォーマンスが低下してしまう

 

 

参考までにS&P500に投資する代表的な商品をご紹介すると、eMAXIS Slim米国株式があります。

 

eMAXIS Slimシリーズは業界でもトップクラスの手数料の安さなので、S&P500に投資したい方は上記の商品がおすすめです。

 

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