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高配当株のつみたて投資について

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こんにちは、smorceです(^^)

あまり関係ない話なので飛ばして下さい

最近はFXのことばかり記事にしていて、資産運用ブログのコンセプトからだいぶ離れてしまっていましたが、長期の資産運用に関しても、ポートフォリオの見直しや保険の見直しなどを進めています。

改めて勉強し直してみると"結構知識が不足していたな”と反省することも多かったですが、新しい知識を入れてためになったことも多かったので、やり直して良かったです(^^)

 

資産運用というとまず「積立投資」がイメージされると思いますが、積立投資だけでなく、年金や保険についても知る必要があります。理由は「無駄な支出を減らし、資産を殖やすことにお金を使う」のが資産運用だからです。ブログの記事としては「お金の稼ぎ方」をテーマにしたものの方が多いと思いますが、「お金の使い方」を学ぶことの方が圧倒的に重要ですので、今後は「何にお金を使うべきか」について記事として取り扱っていきたいと思っています。

 

「年金の話」「積立投資の話」「保険の話」はお金に関する重要なことで全ての人に関わる話なので、いずれ「smorceがオススメする決定版」という形で記事にしようと思います。ただ、記事のベースはもうできていますが、あげるにはまだまだ時間がかかりそうです。。

 

イメージとしては、

・なぜ資産運用が必要なのか?
・老後資産としていくらを目標にすればいい?
・年金は破綻するのか、しないのか?
・年金の支給額ってどうやって決まっているのか?
・年金ってどうやって運用されているのか?
・年金の実態は?
・つみたてNISA、iDeCoで何を買ったらいい?
・おすすめの証券会社は?
・生命保険、医療保険、損害保険って必要?
・日本の医療制度っていいの?
・【番外編】ロボアドバイザーっておすすめ?  

のようなことを何回かに別けて記事にする予定です。結構ボリュームが多くなると思うので時間はかかります。 

本題

さて、本題ですが、今回は「高配当株のつみたて投資」についての記事になります。

つみたてNISA、iDeCoで老後に備えて積立していく話とは全く別の観点で、最近、「高配当株」への投資についても勉強しています。

 

その理由は「じぶん年金」作りに適していると考えたからです。自助努力によって老後に備える必要がありますが、その点でいえば、配当金を積み立てていって老後に備えるというのはかなりインパクトがあると思っています。いきなり多額の配当を貰うのは難しいですが、将来に備えて積み立てていけばかなりの額に到達すると思います。

配当が「じぶん年金」に適しているのは、
流動性が高くいつでも解約できること
・株を持った瞬間から受給が開始できること
・企業が倒産するまで終身で受け取れること
・一切手間がかからないこと
・増配や再投資によって加速度的に受給額が増えていくこと
など色々理由があります。

特に一番最後の「増配や再投資によって加速度的に受給額が増えていくこと」が長期の資産運用ととてもマッチします。
増配とは配当額が増えることで、再投資とは貰った配当金を更に株の購入に当てることを指しています。貰った配当金を再投資に回すことで複利で運用できるだけでなく、増配されることで貰える配当金も増す為、二重の効果を得られるという訳です。
長期目線でコツコツ積み立てていくことで、「増配+再投資」の力が圧倒的に配当受給額を加速させてくれます。

配当投資は株への投資なのでハイリスクと思われがちですが、連続増配株を選び、安定した企業をきちんと見極めればローリスクで投資できるはずです。そういった企業の株は金融恐慌時の暴落への耐性がとても強いからです。その代わり成熟企業が多く、グロースによるキャピタルゲインを狙うことは難しいです。(株への投資が怖ければ高配当ETFを購入するという手段もあり、こちらもおすすめです。)

 

キャピタルゲインを狙う投資はかなり難しく、ハイリスクになりがちですが、配当のようなインカムゲイン狙いの投資なら手堅く運用できるのでそこまで難しくありません。基本的にはバイ&ホールドでずっと持っているだけで良いですし。仮に暴落した場合でも配当が減る訳ではなく、また、その時は買い集めるチャンスなので積極的に拾っていけるという訳です。

配当を貰える有価証券は色々ある

配当投資を始める為に2週間ほど勉強したのですが、配当を受け取れるアセットクラスには色々あることが分かりました。

株式は当然のこと、他には債券、REIT(投資信託)、ETF、CFDなどがありました。また、ポートフォリオを組むにしても、日本株、米国株、ADRなど複数の種類があります。

 

私が勉強した範囲では、簡単にまとめるとこんな感じでした。

 

日本株…NISAなら配当金を非課税で受け取れるが、つみたてNISAをやっている場合は無理。配当性向が低めで市場が非効率なので、バリュー投資家にはオススメ。利回りは一般的には低いと言われるが、実は個別でみていくと高利回りの株も十分ある。株主還元意識が高い企業もある。

 

米国株…市場が超効率的なので割高な銘柄が多いが、株主還元意識が高く自社株買いや増配に意欲的な企業が多く、配当貴族という銘柄もあるくらい。全体的に高利回り。米ドルで購入することになるので為替リスクもあり、配当に対して米国・日本の二重課税となる。

 

高配当ETF…倒産リスクもなく、高利回りのものが多数ある。さらに値上がりも加味したトータルリターンも魅力的。

 

ADR銘柄…米国株の場合は二重課税になるが、海外のADR銘柄は二重課税とならず、日本の課税だけで済むのでお得。ユニリーバなど優良企業も多い。

 

J-REIT…日本の不動産に投資できる投資信託。安定した配当が魅力で高利回りが特徴。収益の90%超を分配すれば、実質的に法人税がかからないので高利回りになる。ただし、不動産は景気に左右されるので非常にボラティリティが大きい。


FTSE100…イギリスの株価指数(CFD)。時価総額が大きい100社を指数化したもの。CFDなのでレバレッジをかけて取引でき、レバレッジをかけることで超高利回りにできる。また倒産リスクもない。長期的には右肩上がりで成長している。個人的にはレバレッジは3倍くらいが良さそう。

 

アセット毎に色々特徴があることが分かりましたが、これらを踏まえて私の方針は以下のようにしました。

方針

私の場合は安定して配当を受け取ることを主眼に置いているので、徹底的に避けなければいけないのは配当額が下がる「減配」リスクです。とにかく、この減配リスクを下げることが絶対条件になります。その為に必要なことは配当を出すことに積極的であり過去の実績があること、そして配当の源泉となる企業経営が盤石であること、この2点を抑える必要があります。加えて、配当重視なので、高利回りである必要があります。

 

米国企業にはこの条件を満たす株式が多く、私の条件を満たす企業は基本的には成熟企業&配当性向高めの企業になりました。また、二重課税のないADR銘柄も積極的に活用したく、上記の条件を満たす株式を一部ポートフォリオに加えることにしました。

さらに日本株も個別に見ていくと上記の条件を満たす企業がありましたので、これも加えていきます。特に日本株の場合は税制面でも有利なのでしっかり活用したいです。

高配当ETFの利回りも見逃せません。特にトータルリターンも高いところが魅力的です。高配当ETFは投資家の間でも人気が高いですね。

FTSE100はレバレッジをかけることで超高利回りになることと、チャート的にも買いのタイミングに来ていますので、これも購入していきたいです。

 

まとめると、私のポートフォリオは以下のようになりました。たばこ銘柄が3つもあるのは気になりますね…。

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各企業の個別の財務分析データは追って公開していこうと思います。

フィリップモリス(PM)とMOは悩んだのですが、PMの二重課税がないメリットを加味してもMOの方が魅力的と判断したので、MOをポートフォリオに加えました。
※PMは米国株ですが、二重課税がほぼない特殊な銘柄です。

 

銘柄の買い方ですが、なるべくメンタルに優しい運用にしたいので無理には買わず、チャートを見て頃合いを見ながら買い足していこうかなと思っています。理想は毎月一定額購入していくことですね。MOとかはちょうど良いタイミングかなと思います。

 

また、私のポートフォリオをバックテストしてみましたので公開したいと思います。

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わずかにS&P500を上回る成績を出してくれました。バックテストは過去のデータなので未来もこうなるかは分かりませんが、市場平均を超えられるよう頑張りたいと思います。 

米国株の二重課税問題に対する私の見解

米国株に投資する場合、前述の通り配当に対して米国・日本で二重に課税が行われます。その為、税制面だけで見れば高配当な日本株へ投資する方がお得となります。

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<配当金に対する税率>
日本株…20.315%
米国株…28.283%
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米国株の場合、約8%不利になるという訳です。それでも私が米国株投資を推奨したい理由は以下の通りです。

◯税制面が不利でも、それを凌ぐほど高利回りで魅力的な銘柄がたくさんあること
◯資産を「米ドル建て」で持てること(当然、為替リスクもあります)

日本株に投資する場合は、「円建て」で配当を受け取るので円建てで資産を構築していくことになります。ですが、今後の経済成長を見込んだ時に、日本と米国なら、圧倒的に米国の方が経済成長する可能性が高く、個人的には今後も米国一強の世界になると考えています。その為、将来を考えると「円建て」よりも「米ドル建て」で資産を持っておいた方が有利になると考えました。

米国株に投資する場合は、米ドルで株を購入し、米ドルで配当を受け取ることになりますので「米ドル建て」で資産を構築することが可能です。また、流動性が高いのでいつでも換金することができます。

当然、為替リスクもありますので「円高 / 米ドル安」に振れた場合は逆に資産が目減りすることになりますが、長期で見た時にその可能性は非常に低いと考えています。理由は上述の通り、米国が経済成長して米ドルが強くなっていくと踏んでいるからです。配当による「じぶん年金」作りは長期目線で積み立てていくものなので為替リスクは逆に有利に働くと考えました。よって、二重課税も全く問題ないというのが私の見解です。

最後に

日本株の情報はたくさんあるので簡単に調べられると思いますが、海外株(米国株、ADR銘柄)の調べ方やバックテストのやり方などもいずれ記事にしたいと思います。

 

 

それでは、長くなりましたので、一旦ここまでとします。
今後は資産運用ブログらしく、こういった記事も取り上げていきたいと思います。

 

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